プレスリリース

アジア・パシフィック・北米市場で初! グローバル基準に準拠したクラウド署名サービスを提供

~セイコーソリューションズ、アドビ、GMOグローバルサインと共同で 政府・金融機関などの重要契約のクラウド化を促進~
2017年10月27日 15:00 プレスリリース

GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社の連結会社で、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社(代表取締役社長:中條 一郎 以下、GMOグローバルサイン社)は、セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 関根 淳、本社: 千葉市美浜区、以下 セイコーソリューションズ)、アドビ システムズ 株式会社(代表取締役社長 佐分利 ユージン、本社:東京都品川区、以下 アドビ)と協業し、CSCに準拠したクラウド電子契約サービスの提供を日本国内に向け2017年末より開始する予定です。

セイコーソリューションズは、グローバル基準であるクラウド署名コンソーシアム(Cloud Signature Consortium以下CSC)に準拠したタイムスタンプサービスとクラウド署名サービスを提供する、EU以外で初めてのサービス事業者となりました。このクラウド電子契約サービスは、セイコーソリューションズが提供するCSC対応タイムスタンプサービスとクラウド署名サービスをGMOグローバルサインが提供するPDF署名用証明書と組み合わせて、アドビのクラウドサービスAdobe Sign上で国内外の法規制に対応した電子契約ソリューションとして実現するものです。

本サービスは日本を含むアジア・パシフィック・北米市場における先駆的な存在であり、日本国内向けサービスを皮切りに順次サービス提供範囲の拡大を目指します。

協業の背景

近年、住宅ローン契約を始めとする融資契約の電子化が急速に進められる一方で、各社の電子契約システム間での相互運用性は確立されておらず、それぞれが異なるセキュティレベルやフォーマットで運用されています。CSCでは、この問題を解決し、電子契約をクラウドサービスとして安全に実行するためのグローバルでオープンな規格を規定しています。タイムスタンプサービスは契約日時の証明を行い、クラウド署名サービスは契約者の印鑑の代わりに電子的な契約の成立を担保します。

今後、三社は、金融取引や不動産取引、政府自治体での申請手続きなどの電子契約を中心にソリューション提供を行ってまいります。

クラウド署名サービス eviDaemon(エビデモン)について

クラウド署名サービスは、電子証明書と秘密鍵をクラウドで管理することによって、企業や個人にとって重要な取引に関わる契約などに印鑑の代わりになって電子的な契約の成立を証明します。クラウド署名サービスであるeviDaemonは、2010年のサービス開始当初より業界に先駆けてハードウエアセキュリティモジュール(HSM)とタイムスタンプを組み合わせた高度なセキュリティ基盤を実現しています。この強固なセキュリティ基盤はクラウド署名コンソーシアム(CSC)が求めるセキュリティ基準に合致しており、国際的基準に基づくデータの信頼性を担保します。

eviDaemonサービスは国内累計1000社以上に提供され、金融機関や医療機関、大手製造業のおける電子契約や重要情報の保証に利用されています。

 

文書署名用証明書について

契約書などのPDF文書、WordやExcelなどのソフトで作成した業務書類、報告書などに電子署名を行うための電子証明書です。GMOグローバルサインでは電子文書の普及を背景に2008年から、作成した電子文書のなりすましや改ざんを防ぐために本サービスを提供しており、GMOグローバルサインの文書署名用証明書はAATL(Adobe Approved Trust List)証明書と呼ばれ、アドビが求める要件をクリアした認証局が発行できる証明書です。

紙の文書と違い、電子化された文書において、捺印やサインは画像にしてもコピー&ペーストは容易ですので本人の証明にはならない上に、情報が改ざんされた場合に電子情報からそれを検出することは難しいのが現実です。作成者が電子署名を施すことで、作成者や作成日時などのデータの正確さを保証し、署名した文書に変更が加えられると検出できるようになっているため、作成者の本人性の証明やデータに改ざんがないことを立証するために使われます。つまり実社会における印鑑やサインにも相当するものと言えます。

現在では契約書などへの電子署名、IRデータやニュースリリースなどの公開情報、国税や地方税の電子申告における本人確認、特許庁への申請時の内容証明などさまざまな用途・領域で活用されています。

Adobe Signについて

Adobe Signは、契約書や社内承認文書の送信、署名の取得、プロセスの追跡、管理までを完全にデジタル化し、いつでもどこでも法的に有効な電子サインを実現するソリューションです。ISO/IEC 27001:2013、SSAE 16 SOC 2 Type 2 、pci DSSに準拠した信頼性と企業の生産性向上を両立し、ワークスタイル変革を支援します。

※eviDaemonはセイコーソリューションズ株式会社の登録商標です。
※AdobeはAdobe Systems Incorporatedの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名などは各社の登録商標または商標です。
 

「GlobalSign」とは

世に電子認証サービスが登場し始めた初期段階の1996年にベルギーでサービスの提供を開始し、ヨーロッパで初めてWebTrustを取得した認証局です。ベルギー政府関連機関への数多くの実績を持ち、eID(BELPIC)をはじめとするベルギー電子政府プロジェクトの最上位認証局である、ベルギー政府認証局への認証を行っています。2006年にGMOインターネットグループにジョインし、政府レベルのセキュリティを、日本をはじめワールドワイドに販売展開しております。現在では、SSLサーバ証明書をはじめとした2,500万枚の電子証明書発行実績と、政府関連機関や大手企業へ多数の納入実績があります。
また、『CABF(CA/Browser Forum)』、『Anti-Phishing Working Group』に参加し、電子証明書市場のリーディングカンパニーとして積極的な活動を行っています。

※「eID」とは、ベルギーの電子政府プロジェクトの一環として始まった国民ID カードプロジェクト。12歳以上のベルギー全国民に対して電子証明書入りのIDカードが配布される。

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【サービスに関するお問い合わせ先】
◆GMOグローバルサイン株式会社 マーケティング部 伊藤
TEL:03-6370-6500 FAX:03-6370-6505  E-mail:[email protected]
◆セイコーソリューションズ株式会社 経営企画部 広報宣伝課 片山
TEL:043-273-3147 FAX:043-273-3335 E-mail:[email protected]

 

GMOグローバルサイン株式会社
会社名 GMOグローバルサイン株式会社
URL https://jp.globalsign.com/
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 中條 一郎
事業内容 ■情報セキュリティ及び電子認証業務事業
資本金 3億5,664万円
法人番号 1011001040181
GMOクラウド株式会社
会社名 GMOクラウド株式会社(東証第一部 証券コード:3788)
URL http://www.gmocloud.com/
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■クラウド・ホスティング事業
■セキュリティ事業
■ソリューション事業
資本金 9億1,690万円
法人番号 7011001037734
GMOインターネット株式会社
会社名 GMOインターネット株式会社(東証第一部 証券コード:9449)
URL https://www.gmo.jp/
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテイメント事業
資本金 50億円
法人番号 6011001029526