プレスリリース

GMOグローバルサイン社、セゾン情報システムズ社とIoT分野で協業

~セキュアなIoTの実現を目指す~
2016年05月24日 15:00 プレスリリース

GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社の連結会社で、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社(代表取締役社長:中條 一郎 以下、GMOグローバルサイン社)と、ファイル転送やデータ連携、流通ソリューションやカードシステムを得意とするシステムインテグレーターの株式会社セゾン情報システムズ(代表取締役社長:内田 和弘 以下、セゾン情報システムズ社)は、本日2016年5月24日(火)よりセキュアなIoT環境の実現に向けて協業いたします。

今後、両社が提供するサービス間で連携を行い、IoTに特化したソリューションを共同で展開してまいります。

協業の背景と概要

昨今、IoT(モノのインターネット)の概念の広がりに伴って、モバイル・ウェアラブルデバイスなどのIT関連機器はもちろん、製造装置や車、家電などさまざまなデバイスのIoT化が進みつつあります。こうしたIoT環境の構築においては、デバイス自体のアクセス認証や、通信の暗号化によるセキュアな環境の整備に加え、デバイスとクラウド間のデータ通信を柔軟かつ確実に行うことが課題となっています。

接続元であるデバイス側の身元を証明するクライアント証明書発行サービスを提供するGMOグローバルサイン社では、デバイスや用途に合わせた多様な証明書プロファイル※1に対応し、1秒間に数千枚の証明書を発行できることから、IoTの製品・サービスに求められる柔軟性や迅速さ、量的ニーズに対応しております。また、サーバの実在性と通信の暗号化を行うSSLサーバ証明書を発行しており、IoTに必須となるセキュアな通信をサポートしています。 一方、セゾン情報システム社では、金融分野をはじめとするデータの完全性※2と安全な通信が求められる分野への導入で高い実績をもつ、データ通信のミドルウェア製品「HULFT」を提供しております。また、HULFT製品群の中でもIoT分野に特化した「HULFT IoT」では、デバイス同士またはインターネット通信におけるデータの完全性を保証し、高い安全性を実現しています。

そこでこの度GMOグローバルサイン社とセゾン情報システム社は、セキュアなIoT環境の実現に向けて、互いの強みを生かし協業することを決定いたしました。今後はGMOグローバルサイン社の各種電子証明書と、セゾン情報システム社の「HULFT IoT」とのサービス連携を行うことで、IoTに特化したソリューションを共同で展開してまいります。

※1: 証明書プロファイルとは、電子証明書内に記載されている情報のこと。クライアント側がどのように認証されるかを制御するための情報や設定値が記載されている。
※2:データの完全性とは、情報処理や通信の分野において、そのデータに不整合や改ざんなどがなく、全て揃っていること。

サービス連携のイメージ

セゾン情報システムズ社「HULFT IoT」とは

「HULFT IoT」は、「HULFT」の品質はそのままに、IoTデバイスにおける安全で確実なデータ連携を実現し、決済やセキュリティ、モニタリングなどの領域におけるデータ欠落の課題を解決するための製品です。同製品では、デバイスとクラウド環境とをセキュアに連携いたします。例えば、車載機やモバイル機器、製造装置、カメラなどの各デバイスに「HULFT IoT Agent」を組み込むことで、HULFTプロトコルに則ったデータの送受信が可能となることから、主に製造業や流通・小売業、エネルギー事業、輸送・物流業、公共インフラの分野での需要が見込まれています。

「HULFT IoT」は、これまでの「Computer to Computer」から「Device to Cloud」にシステム間の連携範囲を広げることで、IoT領域における安全・確実なシステム間連携を実現します。

※「HULFT」、その他「HULFT」関連製品は、セゾン情報システムズの登録商標です。

「GlobalSign」とは

世に電子認証サービスが登場し始めた初期段階の1996年にベルギーでサービスの提供を開始し、ヨーロッパで初めてWebTrustを取得した認証局です。ベルギー政府関連機関への数多くの実績を持ち、eID(BELPIC)(※)をはじめとするベルギー電子政府プロジェクトの最上位認証局である、ベルギー政府認証局への認証を行っています。2006年にGMOインターネットグループにジョインし、政府レベルのセキュリティを、日本をはじめワールドワイドに販売展開しております。現在では、SSLサーバ証明書をはじめとした150万枚の電子証明書発行実績と、政府関連機関や大手企業へ多数の納入実績があります。

また、『CABF(CA/Browser Forum)』、『Anti-Phishing Working Group』に参加し、電子証明書市場のリーディングカンパニーとして積極的な活動を行っています。2014年にはヨーロッパを中心にIdentity and Access Management(IAM)ソフトウェアを提供してきたフィンランドのUbisecure社をグループ化し、IAM事業をサービス群に加えました。Ubisecure社のIAMソフトウェアは大手Slerを含む150社のパートナーを通じて多くの政府機関、金融機関、大企業で利用されています。

※eID:ベルギーの電子政府プロジェクトの一環として始まった国民ID カードプロジェクト。12歳以上のベルギー全国民に対して電子証明書入りのIDカードが配布される。

GMOグローバルサイン社のIoTへの取り組み

2016年1月29日 インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)に加盟 試験用プラットフォーム設計に参加
2016年3月10日 GMOグローバルサイン社、インフィニオン社、米・ニューハンプシャー大学 協同プロジェクトを開始
2016年4月15日 「グローバルサイン IoTプログラム」を開始

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【サービスに関するお問い合わせ先】
◆GMOグローバルサイン株式会社 マーケティング部 伊藤
TEL:03-5728-1551  FAX:03-5728-1552  E-mail:[email protected]

【報道関係お問い合わせ先】
◆GMOクラウド株式会社 社長室 広報担当 遠藤・松下
TEL:03-6415-6100 FAX:03-6415-6101  E-mail:[email protected]
◆GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 FAX:03-3780-2611  E-mail:[email protected]

【GMOグローバルサイン株式会社】(URL:https://jp.globalsign.com/
会社名 GMOグローバルサイン株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 中條 一郎
事業内容 ■情報セキュリティ及び電子認証業務事業
資本金 3億5,664万円
法人番号 1011001040181
【GMOクラウド株式会社】(URL:http://www.gmocloud.com/
会社名 GMOクラウド株式会社(東証第一部 証券コード:3788)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■クラウド・ホスティングサービス事業
■セキュリティ事業
■ソリューション事業
■IAM事業
資本金 9億1,690万円
法人番号 7011001037734
【GMOインターネット株式会社】(URL:http://www.gmo.jp/
会社名 GMOインターネット株式会社(東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテイメント事業
資本金 50億円
法人番号 6011001029526