こちらの情報は2014年3月17日時点のものです。コードサイニング証明書に関する最新の情報はこちらをご覧ください。
平素は、グローバルサインをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
現在、弊社SSLサーバ証明書およびコードサイニング証明書をご利用のお客様にお知らせいたします。
2013年11月12日、Microsoft社より、SHA-1ハッシュ関数の危殆化を背景に、SHA-1廃止ポリシーの発表がありました。
これにより、SHA-1ハッシュ関数の弊社SSLサーバ証明書およびコードサイニング証明書が、2016年から発行が不可になります。またSSLサーバ証明書は2017年1月から、コードサイニング証明書は2016年1月からご利用できなくなる環境がございます。
2014年3月31日以前に発行された電子証明書はSHA-1証明書でございます。サーバ証明書は2016年12月31日まで、コードサイニング証明書は2015年12月31日までは継続利用が可能です。早急にご対応いただく必要はございません。ただし更新の際はSHA256証明書でのお手続きをお願いいたします。SHA-1証明書を新たに発行することも可能です。
Microsoft社からの発表
[SHA-1 廃止ポリシー]
- 認証局は2016年1月1日までに新たなSHA-1 SSLサーバ証明書およびコードサイニング証明書の発行をやめなければならない。
- SSLサーバ証明書については、Windowsは2017年1月1日までにSHA-1証明書の受け入れを中止する。
- コードサイニング証明書については、Windowsは、2016年1月1日以降にSHA1によって署名されたコードの受け入れを中止する。
上記は弊社による部分訳です。詳細は以下の原文をご確認ください。原文:Windows Root Certificate Program - Technical Requirements version 2.0
SHA-1廃止ポリシーの図解
当社の電子証明書をご利用のお客様へ
ご利用中の電子証明書がSHA256の場合
何も対応の必要はございません。引き続きご利用ください。
ご利用中の電子証明書がSHA-1の場合
期間中に利用不可になる場合がございますので、その場合は再発行(無償)が必要です。
グローバルサインでは2014年4月1日以降GSパネルから再発行が可能になります。
電子証明書の種類 | 有効期限 | 必須事項 |
---|---|---|
クイック認証SSL 企業認証SSL EV SSL |
2017年1月1日以降 | 2016年12月31日までにSHA256で再発行 |
MS Authenticode対応 Object Signing対応 MS Office VBA対応 Adobe® AIR®対応 |
2016年1月1日以降 | 2015年12月31日までにSHA256で再発行 |
電子署名(S/MIME)用証明書 | 2017年1月1日以降 | 2016年12月31日までにSHA256で再発行 |
マネージドPKI Lite マネージドPKI Lite for Mobile |
2017年1月1日以降 | 2016年12月31日までにSHA256で再発行 |
SHA-1のSSLサーバ証明書をご利用中の場合
SHA-1にて再発行をご希望の場合2015年12月31日まで可能でございます。
SHA-1にて更新をご希望の場合2014年12月31日までは契約期間に最大3年までご選択いただけます。
2015年12月31日までは契約期間に最大2年までご選択いただけます。
SHA-1 SSLサーバ証明書の最大契約期間の変更については情報が更新されています。
SSLサーバ証明書(SHA-1)の申し込み可能な最大有効期限の変更についてをご覧ください。
SHA-1のコードサイニング証明書をご利用中の場合
SHA-1にて再発行をご希望の場合2015年12月31日まで可能でございます。
SHA-1にて更新をご希望の場合2014年12月31日までは契約期間に1年または2年をご選択いただけます。
2015年12月31日までは契約期間に1年のみをご選択いただけます。
SHA256 対応環境
SHA-1とSHA256では対応環境が異なります。詳細は以下のページをご覧ください。SHA256の対応環境について
よくあるご質問
Q:SHA-1、SHA-2とは何でしょうか?ハッシュ関数の一つで、改ざん検知に利用される署名アルゴリズムのことです。ハッシュ関数とは、テキストデータから別の固定長のテキストデータ(ハッシュ値)を生成する関数であり、生成されたハッシュ値を比較することでデータの改ざんを確認することができます。SHA-1とSHA-2でハッシュ値の長さが異なり、SHA-1は160ビット、SHA-2は224ビット・256ビット・384ビット・512ビットです。
Q:なぜ、SHA-1からSHA-2へ証明書のハッシュ関数を変える必要があるのでしょうか?ハッシュ関数による改ざん検知は、同じデータから生成されるハッシュ値が一様であることを前提に成り立っています。ハッシュ値が短いと同一のハッシュ値を持つデータが発見される可能性が高くなり、安全性が低下します。コンピュータの計算能力の向上により、SHA-1の安全性が危ぶまれるようになったため、よりハッシュ値の長いSHA-2の利用が推奨されます。
Q:SSLサーバ証明書のハッシュ関数の確認方法がわかりません。ブラウザの鍵マークから参照することで確認できます。Internet Explorerの場合は「詳細」の署名アルゴリズムまたは署名ハッシュアルゴリズム欄に、Firefoxの場合は「詳細」のCertificate Signature Algorithm欄に記載されています。
Q:ハッシュ関数の違いにより証明書の設定方法に違いはあるのでしょうか?設定方法に違いはありませんが、設定に利用するルート証明書、中間証明書が異なります。ご利用の証明書に対応するルート証明書、中間証明書を使用するようご注意ください。
SHA256用中間証明書は、リポジトリ・利用約款からご利用中のサービスに対応した中間証明書をダウンロードしてご利用ください。リポジトリ・利用約款
Q:ハッシュ関数の違いにより対応環境(ブラウザ、携帯端末など)に違いはあるのでしょうか?異なります。特にフィーチャーフォンにおいて対応機種が大きく異なるためご注意ください。詳細は以下のページをご覧ください。SHA256の対応環境について
Q:SHA-2に環境が対応していないので、SHA-1の証明書を引き続き利用(発行)することは可能でしょうか? SHA-1証明書の発行または利用には期限がございます。期限を過ぎての発行・利用はできません。詳細は上記の「Microsoft社からの発表」をご確認ください。
Q:MS Authenticode対応コードサイニング証明書において、SHA-1で署名した場合、検証できなくなってしまうのでしょうか? 2016年1月1日より以前にタイムスタンプ付きで署名されたコードはMicrosoftが安全とする間は検証可能と発表しております。
また2016年1月1日以降も、それまでにタイムスタンプ付きで署名されたプログラム、コードに関してはMicrosoft社が認める期間は正常に動作すると発表されています。
Q:MS Authenticode対応コードサイニング証明書において、カーネルモード署名でもSHA-2証明書で署名できますか。 2014年4月現在、Windows Vista および Windows 7は対応しておりません。SHA-1証明書での署名が必要になります。
お問い合わせ
ご質問や不明な点などございましたら、下記よりお問い合わせください。
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